「モシモ」ではなく「イツモ」。
365日“防災の日”
証言と絵による新しい防災マニュアル。
地震の瞬間や直後は、普段考えたり、想像したりしていることを、即実行できるとは限りません。
普段から気をつけて、身の回りを整理しておくこと。防災のための工夫を凝らしておくこと。
それしかないということを、阪神・淡路大震災の被災者の方々の話は物語っています。
多くの犠牲者を出した1995年1月17日の阪神・淡路大震災。
この本は、あの震災の被災者156人の体験や考えをもとに、その声が一人でも多くの方々に役立つようにと願いながら作られました。
世界有数の地震国・日本に暮らす限り、わたくしたちは常に地震とつきあいながら生きていかなければなりません。
そんなわたくしたちは、防災とどのように向き合うべきなのか。本当の防災とはどういうことなのか。
その解決の糸口となるのが、「イツモ」という合言葉です。
「モシモ」型の防災ではなく、「イツモ」型の防災。防災を生活の一部としてとらえ、心構えしていくことが、これからの防災の要といえそうです。
041 地震とその直後
071 救援活動
105 避難生活
133 地震が教えてくれる未来
渥美公秀コラム
036 あの瞬間、を語るとき
066 防災を考える際に必要なこと
098 まずは救援活動から
124 避難所から生まれたコミュニティ
134 地震とともに歩む日本