ロハスの思考

ロハスの思考

いまもっとも注目の科学者、福岡伸一による究極のサイエンス・エッセイ集

著者 福岡 伸一
ジャンル 書籍
書籍 > 福岡伸一の本
シリーズ ソトコト新書
出版年月日 2006/05/20
ISBN 9784907818715
判型・ページ数 新書判・256ページ
在庫 在庫僅少
838円(税込)

ベストセラー『生物と無生物のあいだ』の著者・福岡伸一氏が、科学者の視点から「ロハス」を分析。身近な事象をあげながら、ロハスの本質を楽しくわかりやすく解説、提案します。

「ロハスとは、ある種の思想革命である」と説く福岡氏。その真意と実情を、名文家としても知られる氏が、食や健康、狂牛病問題をはじめとするさまざまな最新ニュースを交えながら、原子レベルで考察していきます。

これまでわたくしたちを支配していたファストフードという名の加速、あるいはグローバリゼーションという名の均質化に対するパラダイムシフト——それが「ロハス」であり、その思想とそこから生まれる行動が、単なる一過性のブームではないことをこの本は示しています。

音楽家の坂本龍一、チェリストのヨーヨー・マ、作家の田中康夫、映画監督のモーガン・スパーロック、アース・ポリシー研究所のレスター・ブラウンなど、国内外の著名人との豪華対談も集録。「ロハスって何?」という方から、「ロハスの真意をより深く知りたい」という方まで、読者それぞれに、発見と納得、満足が必ず見つかる名著です。



●福岡伸一(ふくおか・しんいち)
生物学者。 1959年東京生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授。 サントリー学芸賞を受賞し、80万部を超えるベストセラーとなった『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)、『動的平衡』(木楽舎)など、“生命とは何か”を動的平衡論から問い直した著作を数多く発表。  また、大のフェルメール好きとしても知られ、全世界に散らばるフェルメールの全作品を巡った旅の紀行『フェルメール 光の王国』(木楽舎)、朽木ゆり子さんとの共著『深読みフェルメール』(朝日新書)を上梓。 最新のデジタル印刷技術によってリ・クリエイト(再創造)したフェルメール全作品を展示する「フェルメール・センター銀座」の監修および、館長もつとめた。 2015年11月からは、読書のあり方を問い直す「福岡伸一の知恵の学校」をスタートさせ、校長をつとめている。
はじめに
○ロハスの思考 ○勉強をしよう

ロハスの基礎知識
○酸化と還元 
○ワンガリ・マータイ(2004年ノーベル平和賞受賞者)のこと
○ルシャトリエの法則 ○平衡を乱す操作
○食べることの意味 ○狂牛病が問いかけたもの
○エネルギーとエントロピーの原則
○流れの思考 ○生命の新しくて古い定義
○小さな生命系のサスティナビリティ
○情報受容レセプターの感度を上げよう
○五感のレセプター ○環境問題を懐疑的に考える

懐かしい言葉を探そう
○時間その1 クローン ○時間その2 進化 ○時間その3 万博
○時間その4 加速 ○時間その5 リスク

食について考える
○何を食べるか? ○脳細胞の求めるものについて
○水について考える ○水をめぐるキーワード ○ロハスな水をどう選ぶか
○東京の水 ○雑穀の科学、あるいは雑穀のリアリティ
○食育のための5つのキーワード
○ロハス的食育 5つの提案 ○食と未来と見えないプロセス

トーク・ウィズ
○坂本龍一
○ヨーヨー・マ
○レスター・ブラウン
○モーガン・スパーロック
○田中康夫

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