動的平衡

動的平衡

生命はなぜそこに宿るのか

読んだら世界がちがってみえる。

著者 福岡 伸一
ジャンル 書籍
書籍 > 福岡伸一の本
出版年月日 2009/02/17
ISBN 9784863240124
判型・ページ数 四六判・256ページ
在庫 在庫あり
1,646円(税込)

ハカセ、生きてるってなんですか ?

 

生命現象の核心を解くキーワード、

それは<動的平衡>(dynamic equilibrium)。

哲学する分子生物学者・福岡伸一が問う生命のなりたち、ふるまい、ありよう。
「人間は考える管である」「なぜ、あなたは太り続けるか」
「ES細胞は再生医学の切り札か?」「種を超えるウイルス」
「アンチ・アンチ・エイジング」ほか、10年におよぶ画期的論考をすべて収録。
「生命の流れ」を、流麗な文体で語る福岡生命理論の決定版!

「青い薔薇」 ――はしがきにかえて

プロローグ ――生命現象とは何か

     ボスの憂鬱
     ノーベル賞より
     生命現象とは何なのか


第1章 脳にかけられた「バイアス」 ――人はなぜ「錯誤」するか

     クリックが最後に挑んだテーマ
     記憶物質を追求したアンガー博士
     記憶とは何か
     情報伝達物質ペプチドの暗号
     時間どろぼうの正体
     人間の脳に貼りついたバイアス
     「見える人」と「見えない人」
     錯覚を生むメカニズム
     なぜ、学ぶことが必要なのか


第2章 汝とは「汝の食べた物」である ――「消化」とは情報の解体

     骨を調べれば食物がわかる
     食物は情報を内包している
     胃の中は「身体の外」
     人間は考える管である
     生命活動とはアミノ酸の並べ替え
     コラーゲン添加食品の空虚
     「頭がよくなる」食品?
     チャイニーズ・レストラン・シンドローム


第3章 ダイエットの科学 ――分子生物学が示す「太らない食べ方」

     ドカ食いとチビチビ食い
     自然界はシグモイド・カーブ
     「太ること」のメカニズム
     脂肪に変換して貯蔵するプロセス
     インシュリンを制御せよ!
     「飢餓」こそが人類七〇〇万年の歴史
     過ぎたるは及ばざるが如し


第4章 その食品を食べますか? ――部分しか見ない者たちの危険

     消費者にも責任がある
     安全のコストを支払う人びと
     壮大な人体実験をしている
     バイオテクノロジー企業の強欲
     遺伝子組み換え作物の大義名分
     「青いバラ」の教訓
     全体は部分の総和ではない


第5章 生命は時計仕掛けか? ――ES細胞の不思議

     生命の仕組みを解き明かす方法
     タンパク質の設計図を書き換えよ
     受精卵を「立ち止まらせる」方法はないか
     「空気が読めない」細胞
     ガン細胞とES細胞の共通点
     ノックアウト・マウスの完成
     「えびす丸1号」に何が起きたか
     ES細胞は、再生医学の切り札か?


第6章 ヒトと病原体の戦い ――イタチごっこは終わらない

     うつる病気とうつらない病気
     細菌学の開祖ロベルト・コッホ
     種の違いとは何か
     カニバリズムをする理由
     「濾過性病原体」の発見
     自己複製能力を持つ「物質」
     種を超えるウイルス
     謎の病原体
     異常型プリオンタンパク質は足跡?


第7章 ミトコンドリア・ミステリー ――母系だけで継承されるエネルギー産出の源

     私たちの体内にいる別の生物
     フォースの源泉
     一五回ボツになった論文
     葉緑体も別の生物だった
     「取り込まれた」ことの痕跡
     ミトコンドリアDNAによる犯罪捜査
     アフリカにいた全人類共通の太母


第8章 生命は分子の「淀み」 ――シェーンハイマーは何を示唆したか

     デカルトの「罪」
     可変的でありながらサスティナブル
     「動的な平衡」とは何か
     多くの失敗は何を意味するか
     アンチ・アンチ・エイジング
     なぜ、人は渦巻きに惹かれるか


あとがき

関連情報

書店様へ